ソーシャルゲーム攻略サイトの裏話

某ゲーム攻略サイト運営の裏話とか色々。まだまだ全然作りかけですが…

『ポイントサイトの広告』についての話②

time 2018/12/01

『ポイントサイトの広告』についての話①の続きの記事です。

前回、『ソーシャルゲームの攻略サイト界で詐欺広告が蔓延』していた時代があったことを説明しました。

どうしてよりによってソシャゲ界で詐欺広告が蔓延していたのかと言うと、まあ私自身は載せていなかったのであくまで憶測の域を出ない部分はありますが、『詐欺でもせんと稼ぎにくい』という実情があったからでしょう。

後述しますが、それを裏付けるような事実が多数見受けられます。

基本、ホームページ運営でお金を稼ぐとなると『広告をクリックしてもらう』というのが王道になります。

ただ、『ソーシャルゲームの攻略サイト』の場合、この『クリックをしてもらう』ことのハードルが非常に高く、また同時に『クリック1回あたりで貰えるお金』が少ないです。

例えば『まとめサイト』『ニュースサイト』なんかでは、必然ホットな話題を扱うことになり、ニュースの関連用語でサイトに来る人が非常に多く、『老若男女問わず誰でも来る可能性がある』のですが、ゲームの攻略サイトなんかは極々限られた人のみしか来ない上、長く運営すればする程に『常連客』がほとんどになります。

例えば『毎日見るサイト』の場合、もう広告の位置なんかは完全に覚えてしまっているでしょうし、そうそう広告をクリックなどしないでしょう。私もブックマークしているサイトの広告なんて押したことありませんし。

そうなってくると、後はクリックされるとしても『誤クリック』くらいな訳ですが、押した後数秒でサイトを離脱されるクリックは『価値が無い』と判断されるので、1クリック辺りで貰える金額というのもガクッと落ちて来てしまう訳です。

実際、私もサイトの方には普通のクリック式の広告を置いていますが、一番最初の頃は1クリックで数十円入ってくるとかもザラだったのに、今では半分以下どころか数分の一レベルです。

『pv数に対するクリック回数』という『クリック率』も、昔と今では雲泥の差です。まあ、この辺については話も長くなるのでその内に別の記事でお話したいと思います。

多分、サイトを始めたばかりの人は『このペースで伸びて行ったら凄い稼げるんじゃね!?』という意識になると思うのですが、実際はかなり伸び悩んでしまう、という点は頭に入れておきましょう。

…とまあ、こういう背景があるからこそ、単価の高い『詐欺広告』が幅を利かせていたのでしょう。

私は載せていた訳ではないので詐欺広告の実際の単価は知りませんが、不正に儲けているだけあって、利率は段違いだったと思います。

その証左に、詐欺広告を載せていた攻略サイトは、キラキラウォーカー炎上を皮切りに別の広告には切り替えたものの、徐々に更新の頻度が落ち、2017年中に『完全に更新停止』という状態になってしまいましたから。

※参考:https://www.mercury2009.org/

※参考:https://www.xn--lck4bqb1b5l2bz445bsctlewsu4b.com/

その他、ゲーム名で検索すると一番上に出て来ていた速報サイトも、キラキラウォーカー炎上以来は詐欺広告が消え、別の広告には差し変わっていたものの、どんどん更新頻度も落ちて2017年中に消滅してしまいました。

※参考:https://ww7.xn--lck4bqb1b5l2b5074clsyak17amp2d.com/(現在はサイト閉鎖)

ゲームの配信当初から運営していた攻略サイト群が、2017年2月の詐欺広告停止後に更新頻度が徐々に落ち、そのまま年内に軒並み閉鎖したという事実が、『普通にやったら稼ぎにくい』『詐欺広告の利率が高い』という事実を端的に表していると言えるでしょう。

まあ、いくら稼ぎにくいとは言え、それを跳ね返す程に大量の人を集められればそれなりにはなる訳ですが、お金を稼ぐには分が悪く、時間も掛かるのは否めないのは事実でしょう。

実際、私がそうであったように『趣味』として初めて、それに収益が付随してくればラッキー、程度の気持ちで始めないとモチベーションの意地は難しそうです。

最近、私はYoutubeの方も始めてみた訳ですが、ただ稼ぎたいだけならこっちのがずっと敷居も低くてやりやすいかな?という実感は持っています。

まあ、稼ぎたいだけで攻略サイトやYoutubeを始める人もそうそういないとは思いますが。こちらも別の記事で追い追い…。