ソーシャルゲーム攻略サイトの裏話

某ゲーム攻略サイト運営の裏話とか色々。まだまだ全然作りかけですが…

個人の攻略サイトが企業の攻略サイトに勝つためには①

time 2019/06/06

個人の攻略サイトが企業の攻略サイトに勝つためには①

インターネット黎明期、 ゲームの攻略に困った私達は、ダイヤルアップ回線を繋ぎ、『ジィィィーーージィィィーーー』 という喧しい接続音と遅過ぎる読み込み時間に耐え、インターネットの海で攻略情報や裏技情報を探したものでした。

(もう最近の人は知らなそうなダイヤルアップ接続)

当時はゲームの攻略サイトに王道などはなく、基本的にはどこの誰が作ったものとも知れぬ数多のサイトの中から、自分の欲しい情報を探していくのが常でした。(強いて言えば、ワザップは相当幅を利かせるようになっていたかな?)

しかしそれも今は昔の話であり、現代では『ゲームの攻略サイトは商売になる』と多くの企業が気付き、『ゲームの攻略』にビジネスとして取り組んでいます。

まあ、厳密にはゲームを仕事にしていると言うよりは、末端ライターなどを雇って『仕組化している』という所が実情なのでしょうが、とにかく『ゲームの攻略』が仕事になる時代がやって来ている訳です。

そうなって来ると、『一個人の作るサイト』『企業がビジネスとして作るサイト』は、掛けられる労力も専門性も、その差は歴然です。

企業のサイトは、例えば『見やすいサイト作り』の専門家や『検索上位に表示させるSEO対策』の専門家…というかノウハウがあり、更にゲームの情報集めや攻略に割ける人手も多く、既に他のゲームを手掛けていれば『見たことがあるサイト』という信用も得られます。

そんな大手サイトを差し置いてまで個人のブログを見てもらうためには、何かしらの『競争点』を見出して、そこで勝っていかないといけません。

そうでないと『いや、あそこのサイトで良くね?』となるのは必然ですから。

で、分かりやすい『競争点』としては、例えば『更新の速さ』『更新の量』『情報の正確さ』などなどがイメージされるでしょうが、これで勝つのはまず不可能です。

1人vs圧倒的多数なのですから、早さも量も推敲もまず勝てません。数回勝つことは出来ても、長期で見れば間違いなく敗北し、大多数のユーザーには『こんなサイトならデカいサイト見てればいいや』と見限られてしまうでしょう。

そういう前提が分かり切っている中で、私は自分のサイトを立ち上げた訳です。

勿論、最初から『大手サイトに勝とう』なんて思っていた訳ではなく、というかそもそも『勝つ・負ける』という概念を持って始めた訳ではありませんが、『これなら既往のサイトで良くね?』と言われないサイト作り、という所は非常に意識し、特に大手サイトと並ぶようになってきた際は更に強烈に意識するようになりました。

勿論、『ただ趣味でやっているだけ』という点を突き詰めれば、そもそも『勝ち・負け』という概念すら愚かしくはありますが、現実問題として、『人が来ない攻略サイト』を延々と更新し続けられる人はそうそういないでしょう。

そういう意味で、人を呼び込むためには『ここは負けない!』という強み、『人数』『時間』『労力』などの物力では押し切られない強みというものを意識する必要がある訳です。

その辺の『競争点の見出し』というか、『自分のサイトだけの価値を高める』という部分について、次回以降のこの記事のシリーズで述べていこうと思います。